知っておきたいキャスティング用語集|クライアント向け基本ガイド

ギャラ・報酬まわりの用語

ギャランティ(ギャラ) 出演者に支払う報酬のこと。使用媒体・使用期間・競合排他の有無によって金額が変わります。

買い切り(無期限買い取り) 一度の支払いで、定められた範囲内であれば期間・媒体を問わず自由に使用できる契約形態。長期・多媒体展開を予定している場合に向いています。

ランニングロイヤリティ 使用期間や媒体が追加されるたびに追加報酬が発生する契約形態。買い切りと比べて初期費用は抑えられますが、長期使用では総額が高くなることもあります。

エージェント料(マネジメント料) キャスティング会社や事務所に支払う手数料。出演料とは別に発生するケースが多く、一般的に出演料の15〜30%程度が相場です。

歩合(ぶあい) 売上や成果に応じて報酬が変動する契約形態。タレントのライブや物販など、興行系の案件で使われることがあります。キャスティング案件では稀ですが、知っておくと役立つ用語です。

交通費・宿泊費 出演者の移動・宿泊にかかる費用で、ギャラとは別に発生することが多いです。遠方ロケや地方撮影では特に注意が必要で、事前に負担ルールを確認しておきましょう。


契約・権利まわりの用語

肖像権 人物の顔や姿を無断で使用されない権利のこと。出演者の肖像を使用する際は、必ず契約書で使用範囲を明記する必要があります。

競合排他(競合禁止) 出演者が契約期間中、競合他社の案件に出演することを禁止する条件。範囲が広いほど出演者への負担が大きくなるため、ギャラに反映されます。

使用許諾範囲 撮影した素材をどの媒体・どの地域・どの期間使用できるかを定めたもの。契約時に明確にしておかないと、後から追加費用が発生するトラブルのもとになります。

二次使用(セカンドユース) 当初の契約範囲を超えて素材を使用すること。例えばWeb広告用に撮影した素材をテレビCMにも使いたい場合、二次使用として追加のギャラ交渉が必要になります。

キャンセルポリシー 撮影がキャンセルになった場合の取り決め。キャンセルのタイミングによってキャンセル料が発生することがあります。直前キャンセルはギャラの全額支払いになるケースもあるため、事前の確認が必須です。

専属契約 特定のブランドや企業だけに出演することを条件とした契約。競合排他よりも広い範囲で活動を制限するため、ギャラは高くなる傾向があります。


選考・現場まわりの用語

キャスティングシート 依頼内容をまとめた資料のこと。起用目的・イメージ・撮影日・予算などを記載し、キャスティング会社に共有します。

オーディション 複数の候補者の中から出演者を選ぶための選考プロセス。書類審査・対面・オンラインなど形式はさまざまです。

テスト撮影 本番前に行う試験的な撮影のこと。仕上がりのイメージを確認したり、複数候補者を比較する際に活用されます。

ブッキング 出演者のスケジュールを仮押さえすること。正式決定前に日程を確保しておく際に使われます。

コンポジット(コンポジ・コンポカード) モデルや俳優が自分のプロフィールをまとめたカードや資料のこと。顔写真・スタイル写真・身長・スリーサイズ・過去の実績などが記載されています。キャスティングの選考では必ず確認する資料です。

フィッティング 撮影前に衣装のサイズ確認や試着を行うこと。本番当日に衣装が合わないというトラブルを防ぐための重要なステップです。

立ち会い クライアントが撮影現場に同席すること。仕上がりをリアルタイムで確認できる反面、現場のテンポを乱さないよう配慮が必要です。

香盤表(こうばんひょう) 撮影当日のタイムスケジュール表のこと。誰がいつどこで何をするかを時系列でまとめたもので、現場運営の基本資料です。


人材・タレントまわりの用語

事務所所属モデル プロダクションやエージェンシーと契約しているモデルのこと。仕事の窓口・スケジュール管理・契約交渉はすべて事務所が担います。

フリーランスモデル 事務所に属さず、自分で仕事を受注・管理するモデル。近年はSNSを活用して活躍するフリーランスモデルが急増しています。

タレント 広義では芸能活動をする人全般を指しますが、キャスティングの現場では俳優・モデル・アイドルなどを総称して使われることが多いです。

インフルエンサー SNSで多くのフォロワーを持ち、発信力を持つ人物のこと。キャスティングにインフルエンサーを起用することで、出演後のSNS拡散効果も期待できます。

エキストラ 主役ではなく、背景や群衆シーンに登場する出演者のこと。ギャラはメインキャストより低く設定されることが一般的です。

スタンドイン 本番撮影前のライティング調整などに、メインキャストの代わりに立つ人物のこと。体型や身長が近い人が起用されます。


まとめ

キャスティングの現場では、業界特有の用語が飛び交います。
基本的な用語を理解しておくだけで、キャスティング会社とのやり取りがぐっとスムーズになります。わからない用語が出てきたときも、遠慮なく担当者に確認しましょう。


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